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ハラスメント問題が発生すると・・・

企業がハラスメントの対応を怠り対処しなかった場合、様々なリスクが発生する可能性があります。

 

損害賠償請求のリスク

ハラスメント問題が認定された場合、従業員の健康被害の可能性を予測しながら適切な対処をしなかったと、企業に対して安全配慮義務違反を理由とした損害賠償請求がなされる可能性があります。

 

訴訟のリスク

従業員からハラスメントに対する訴訟が提起された場合、弁護士との打ち合わせや資料の作成など訴訟に対応するための時間や労力が多くかかり、限りある経営資源を本業に使用することができなくなり、訴訟に対処するためのコストとして取られてしまいます。

 

生産性の低下

ハラスメント問題が発生すると、被害者だけでなく被害者の所属部署の従業員もモチベーションが低下し、ミスや作業効率の悪化を招き生産性を低下させます。

周囲の従業員の勤労意欲を低下させ、またモラルを低下させ、職場の生産性を低下させてしまうことになります。パワーハラスメントが常態化すると、従業員の会社への愛着度やエンゲージメントが低下し、組織としての仕事の質が下がり、お客様へのサービス品質や業務品質にも大きく影響することがあります。

 

人材の流出や定着率の低下

ハラスメントの被害者がメンタルヘルス不調によって休職したり退職した場合、企業が適切な対処をしなかった場合、次々と従業員が退職してしまう連鎖退職の可能性が出てきます。

さらに、パワーハラスメントが横行する企業では、働きやすい環境を求める人材が採用されづらくなり、優秀な人材が競合他社に流出する可能性が高まります。また、そのような環境においては、現在の従業員が求職活動を行うこともあり、企業内での定着率が低下することが懸念されます。

このような流出や定着率の低下は、採用や人事の手間とコストが増大するだけでなく、生産性や業績にも影響を及ぼす可能性があります。

 

 企業のイメージの悪化

ハラスメント問題は、社会的な関心が高まっており、メディアやSNSなどで拡散されることが多くなっています。ハラスメント問題に対する企業の対応が遅れたり、不適切であった場合、企業の信頼性や評判に大きなダメージを与える可能性があります。

企業の評判が悪化すると、新しい人材を獲得することが難しくなるため、企業が成長するために必要な人材の確保が困難になる場合があります。また、企業の顧客も減少し、業績が低下することが考えられます。

 

組織文化の悪化

ハラスメントが常態化すると、その企業の組織文化にも悪影響を及ぼすことがあります。ハラスメントは、被害者だけでなく、その周りの人々にも悪影響を与えます。ハラスメントを許容する企業の文化では、従業員は不安やストレスを感じ、相互信頼関係が崩れ、職場の雰囲気が悪くなります。

 

ハラスメント問題が発生すると